セフレ募集

セックスとうどんが好きだ。僕は一日一麺生活。セックスをしない日はあっても、うどんを食べない日はない。
うどんはスーパーで冷凍うどんとうどんスープを買いだめしておけばいつでも食べられる。しかし、残念ながら、スーパーでセックスは売っていない。セックスしたいだけならばソープにでも行けばいいが、ソープ代を捻出しようと思えば、いったい何か月禁うどんをしてお金を貯めなければならないのか・・・と考えると、やっぱり一日一麺生活を選んでしまうのだ。
一日一麺生活を維持しつつ、一日一セックスは無理だとしても、せめて一週一セックスを実現するには、セフレ募集するしかない。どこかに毎日うどんを食べるような感覚で、僕とセックスしてくれる人はいないものなのだろうか、と僕は某SNSでセフレ募集をしてみた。
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すると、これが存在したのだ。ただ、食いついてきたのはセックスではなく、うどんの方にだったが。彼女(仮にドン子としておく)の書き込みを見ると、僕に勝るとも劣らないうどん好きのようで「3食うどんでも全く構わない」と言う強者だった。そして、その合間合間に「うどんで忙しすぎてセックスする間も相手もいない」と彼女もまたセフレ募集を匂わせていた。調べるとドン子は僕と同年代で且つギリギリ出会える距離の範囲内に住んでいることも分かった。写真などはアップしていなかったのでルックスはわからないが、これはもう饂飩神の導きだろう。利害も一致するのでセフレにするにはドン子しかいないと思った。
やがてうどんの加水率におけるのど越しの変化などマニアックなうどんネタを数回やり取りした後、駅前にオープンしたうどん店に僕たちはそろって乗り込むことになった。うどんデートだ。近くにラブホもある。あわよくば、と僕は股間を高鳴らせた。
こうして僕とドン子はセフレになった。ただ、割合としてはうどんが9ならばセックスは1くらいである。ドン子はうどんの食べ過ぎで結構なぽっちゃり型だったが、柔らかな面のような肌触りは最高だった。
僕とドン子の関係は、彼女がうどんの食べ過ぎで糖尿病診断されるまで続いた。ドン子がうどんを絶たねばならなくなった時、セフレ関係も終わったのだ。セックスが9でうどんが1くらいの割合ならば、僕たちの関係ももっと続いたかもしれない。
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