セフレ探しなんてできるような立場じゃないんです、自分。
金ないし、モテないし、友達もいないし。
だけど、そんな俺でもいいって言ってくれる女がいて。
その女、結婚してるんですよね。だから、セフレみたいな関係を続けるしかなくて。
なんで俺なんだろうってずっと不思議だったんですよ、相手の女、清楚な雰囲気で、よくよく聞いたら金持ちと結婚してる。お嬢様育ちで、お姫様みたいな人なんですよね。
身分違いもほどがあるだろって思います。
そんな女をセフレなんて言いたくないけど、付き合ってるというのもおこがましい。自分が彼女のことを好きと思うことすら、めっそうもないこと・・・
現代の逆シンデレラストーリーみたいなもんなんですよね。
セフレの作り方
贅沢な暮らし、何不自由のない暮らし。だけど、自分は安アパートでインスタントラーメンすすってるような男。
彼女、多分、俺のこの絶望的な生活の中にこそ何かロマンのようなものを感じてるんじゃないでしょうかね。
今に幻滅するに決まってる、今自分が持ってるものの方が価値があるといずれ気付く。捨てられるのは時間の問題。
俺はただいい匂いのする女を抱けるだけで満足するしかない、つかの間の夢みたいな時間で幻想に浸るしかないんです。
ただのセフレ探し、そう自分を騙してるけど、騙し切れてないからこそ悩むんですよね。
こんな俺に彼女のことを幸せにできるわけがない。セフレ探ししてたらたまたま金持ちのお嬢様が来ちゃっただけ、そう割り切れれば悩まずに済むんですけど・・・
まだ俺、何か諦め切れてないみたいで、ずっと胸が痛いんです。
女性のセフレの作り方
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